旅のしおり:谷川岳

記載の時刻等は訪問時のダイヤです。

1日目

東京 1340 (とき323) > 上毛高原 1443
上毛高原駅前 1450 (バス) > 湯檜曽温泉街 1523

宿泊:湯檜曽温泉なかや

1日目Tips
・東京から上毛高原まで新幹線で約1時間。中央線で高尾まで行くのと大差ない所要時間だが、指定席があるので快適。閉所恐怖症なので苦手だった二階建て新幹線は駆逐されており、なんなら今はグランクラスという選択肢すらある。谷川岳はロッククライミングにまつわる事故のイメージが強いが、ロープウェイもあって敷居は意外に低い。
・上毛高原駅〜谷川岳ロープウェイ間のバスが本数が多くて使いやすい。水上以北の上越線の運転本数の少なさを考えると、驚異的ですらある。
前回のブログにも書いたが、「なかや」の洋食が素晴らしい。夕食には別料金で人参スープを頼めるが、これも絶品だった。酒メニューにワインのハーフボトルがあればベストかなぁ。

2日目

湯檜曽温泉街 0909 (バス) > 谷川岳ロープウェイ 0920

谷川岳ロープウェイで天神峠へ行ってトレッキング

谷川岳ロープウェイ 1120 (バス) > 水上駅前 1143

昼食:そば処くぼ田

水上駅前 1248 (バス) > 上毛高原駅前 1313
上毛高原 1325 (とき320) > 大宮1403
大宮 > 横浜

2日目Tips
・谷川岳ロープウェイからは想定よりも早いバスに乗れたので、帰りの新幹線を1本前に変更しようとしたものの、夏休み期間中のせいか満席だった。時間つぶしがてら、バスを途中で降りて、水上駅前の蕎麦屋さんに行った。ホールのおねいさんが素晴らしい。
・気付いた時には家に帰っていたのだが、トンネルで有名な土合駅にカフェがある模様。
・いまだに誰からも賛同は得られていないが、例によって新幹線を大宮で降りて新幹線特急料金をケチり、普通列車グリーン席で座って横浜へ戻った。

おうむのおもいで

なんとなく分からない事は多い。

夏休みは8月のピークを外して、旅に出るようにしている。9月に休みを取る事が多いが、GWから9月までは長い道のりである。その間、どうすれば良いのだろうか。なんとなく分からない。

僕には悪癖があって、なんとなく分からないまま深夜にGoogle Mapを見続けることが多い。悪癖も不眠も今に始まった事ではなく、数年前の深夜、北海道北部の稚内紋別の間にある雄武町に「オホーツク温泉ホテル日の出岬」を見つけた。その名の通り、オホーツク海を望む高台に建つホテルである。しばらく頭の片隅に留める程度だったのだが、今春の深夜、改めてGoogle Mapを見直していたところ、近隣の漁村に「寿し処 須藤」という美味しそうな寿司屋さんがあった。写真を見ると、かなり細かい仕事をされる板前さんのようだ。

ちょうど快晴の道南旅行から戻った直後だったので、気分的にはイケイケである。稚内と紋別には行ったことがあるが、その間には何があるのだろうか。なんとなく分からないまま、手配を開始することにした。夏休みシーズン直前の週末だったが、往路は女満別ゆきJAL、復路は紋別からのANAに特典航空券の空席があった。問題は定期便が1日1便しかない紋別空港でのレンタカー返却だが、トヨタレンタカーなら女満別空港と紋別空港に営業所があって、乗り捨てできる。

本州なら7月上旬は梅雨の最中だが、梅雨前線は道北まで北上しない。らしい。余裕で構えていたが、出発間近になって週間天気予報を見ると、どうも天気が悪いようだ。出発前日までは晴天が続いていたのだが、出発日以降は曇りか雨の予報が続いていた。なんとなく分からないが、たぶん僕の日頃の行いの問題なのだろう。

それでも女満別空港に到着すると、予報に反して晴天が広がっていた。この晴れ間を活かすしかない。早々に車を借り出し、雄武へ向かった。

なんとなく分からないままGoogle Mapを見続けるのと同様に、僕には田舎の漁港を見たがる悪癖がある。魚釣りには全く興味がないし、漁業に関する知識は皆無なのだが。オホーツク海沿いの国道を走りながら、数カ所ほど漁港に立ち寄って撮影した。地元の人が見たら、密漁者か密輸業者の類だろう。いくつか不審な行為の例をあげて、怪しい人物を見かけたら通報するよう促す看板があったが、かなり該当しそうだった。

晴天を維持したまま、ホテルがある雄武町まで到着できた。奇跡的に空も海も青く、吹き抜ける風が気持ち良い。なんとなく分からないが、たぶん僕の日頃の行いの問題なのだろう。

ホテルには無理を言ってしまったが、初日の夕食はキャンセルしてもらい、例の寿司屋さんで本格的に泥酔。長年、ススキノの有名店にいらっしゃった方が、帰郷して店をやっているとのこと。仕事については素人が言うまでもないが、バブル期の繁華街で鍛えられたトークも上手い。僕にとって「話好きの和食料理人」は飲食業界で苦手な種族なのだが、さすがに年の功と言うべきか、何枚も上手だった。しかも採れたばかりの地元のウニが営業中に届く、かなりベストなタイミングで訪店できた。

翌朝は午前3時に起きた。窓の外を眺めると曇天ではあったが、雲に切れ間があったので、なんとなく分からないまま日の出を見に行った。朝焼けとはいかなかったが、幻想的な光景を楽しめた。

その後は最終日まで雨まじりの曇りだった。女満別から紋別までは北海道の田舎の風情だったが、紋別から北は最果ての雰囲気である。晴れていれば何かしらやることはありそうだが、ぐずついた天候では何をすれば良いのだろうか。なんとなく分からないまま1日半ほど車でフラフラして、飛行機で帰京の途についた。

自宅に帰って調べたところ、北海道には蝦夷梅雨というものがあるらしい。厳密な意味での気象用語ではないようで、なんとなく分からない説明しか見付けられなかったが、夏になる前、なんとなく天気が悪い日が続くらしい。

これだけは、なんとなく分かった。

旅のしおり:雄武

1日目

羽田 0710 (JAL565) >> 女満別 0855

・漁港めぐり

夕食:寿し処 須藤

宿泊:オホーツク温泉ホテル日の出岬

1日目Tips
・日の出岬にはオシャレな展望台がある。流氷の時期は良いだろうと思う。

2日目

0345 日の出

ウスタイベ千畳岩

2日目Tips
・東京より北にあるせいか、それとも東にあるせいか、日の出の時間が早い。と思う。早朝の風景を満喫してからホテルに戻っても、まだ午前4時半だった。それから二度寝というか、本格的な睡眠である。朝食を食べるか確認の電話が入ったが、記憶がないまま挫折。
・結局、三度寝くらいして、気付いたら正午前だった。天気は良くないが、稚内方面へ北上することにした。とりあえず枝幸町のウスタイベ千畳岩を目指したところ、「オホーツク枝幸うまいもん祭り」の前夜祭に遭遇。目的の千畳岩は花火打ち上げ場所になって閉鎖されていたが、毛ガニ水揚日本一の町らしく、色々と地元うまいもんを買い食いできた。やっぱりカニを食べるのは苦手だ。

3日目

紋別 1300 (ANA376) >> 羽田 1450

3日目Tips
・紋別のキャラクターに「紋太」というオッサンがいるが、なんとなく良い。と思う。というか素晴らしい。

旅のしおり:ベトナム

記載の時刻等は訪問時のダイヤです。

1日目

羽田 0125 (JAL079) >> ホーチミンシティー 0515
ホーチミンシティー 0745 (VetJet VJ302) >> フエ 0910

カイディン帝廟
ミンマン帝廟
ティエンムー寺院

夕食:Madam Thu Restaurant

宿泊:Saigon Morin Hotel

1日目Tips
・フエ空港ではGrabを利用できた。小さい空港のせいか乗車場所の指定はなく、アプリ上では到着出口ピックアップと表示される。しかし、どうやら空港内でのGrabピックアップは禁止されているらしい。駐車場まで行って、こっそり乗る必要がある模様。タクシーカウンターらしきものが荷物引取ターンテーブル前にあったので、そこを使うべきなのだろう。と思う。
・この日は郊外にある帝廟2ヶ所と寺院をプライベートツアーで廻った。ティエンムー寺院から市内までの戻りは、ボート利用でフォーン川クルーズと聞こえは良かったが、実態は安いバスツアーで土産物屋に連行された時のような物販だった。水上で逃げ場がないのに、いわゆる空港値段である。ビールがあれば、値段については大いに妥協の余地があったのだが、需要と供給はマッチしない

2日目

ドンバ市場
フエ王宮

夕食:Ancient Hue Garden Houses

2日目Tips
・夕食は高級ホテルに入っている宮廷料理の店に行った。セットメニューを頼むと、それらしい衣装を借りて食事ができる。気恥ずかしいので10分で終了。

3日目

An Cuu Market
アンディン宮殿

フエ 1310 (VetJet VJ305) >> ホーチミンシティー 1435

宿泊:Hotel Majestic Saigon

夕食:ANAN SAIGON

3日目Tips
・ちょっと昔の情報なのかもしれないが、ベトナムにはミシュラン星付きレストランが3軒あるらしい。そのうち2軒はハノイで、ホーチミンシティには1軒しかない。そのホーチミンシティの店で予約が取れた。ベトナム各地の地元料理にアレンジを加えて、現代風に仕上げている。斬新で美味しい。

4日目

ホーティーキー花市場
タイビン市場
トンタットダン市場

タンディン教会
中央郵便局

Bar W

ホーチミンシティー 2320 (JL070) >> 羽田 0650+

4日目Tips
・この日の午後は水上寺院に行きたかったのだが、朝の市場訪問夏バテしてしまい挫折。ホテルに荷物を預け、クーラーの効いた高島屋のベンチをベースに市内観光。喫茶店とショッピングで時間を潰した。たぶんベトナム全土のショッピングセンターの中で、この高島屋のエアコンが最高品質だろう。長居については、空港で着替えるための長袖シャツを購入したので勘弁して欲しい。
・高島屋にはユニクロも入っていたので、国産品のエアリズムを買いに行った。工場従業員の労働環境に関する展示物があったのが印象的だった。
・台東区谷中でバーをされていた方が、今はホーチミンシティに移転している。台東区時代は1回しか行った事がなかったのだが、同業バーテンダーに紹介してもらったので、帰国フライト前に行ってみた。ベトナムの雑踏から店内に入ると、日本のオーセンティックなバーそのもの。地元のフルーツでカクテルを作る難しさなど、興味深い話を聞けた。