2014/01/28 みらのくうこうのおもいで

シチリアへは、羽田からパリ、そしてパリからミラノに行き、最後にミラノからシチリアへ行った。ミラノからシチリアは聞いたことのない航空会社の国内線。当然、羽田から通しでチェックインはできないので、ミラノのリナーテ空港で荷物をピックアップして、再びチェックインする。

この時期、イタリアはバーゲンシーズンだった。チェックイン後、セール中の空港ショップでジャケットを衝動買い。ついでにシャツも買う。

そんなこんなで搭乗口に行くと、パスポートケースがない。落としたとすると、セキュリティーのところだ。がーん。

それからミラノのピッチを走る。サン・シーロとリナーテの違いはあれど、イタリアのスポーツ紙に好意的に書かれること請け合いのクレバーな動き。ぼくもACミランに移籍しようかな。

セキュリティーチェックの所にいくと、パスポートは届いていないという。がーん。このままミラノ領事館いって帰国証明書を出してもらうしかない。が、荷物は取り返さないといけない。とりあえず搭乗口に戻るか。そう思っていると、もう一度、鞄を探せという。

そうすると、パスポートは別のポケットに入っていた。鞄には必要以上のポケットがあり、いつもパスポートを入れるポケットでない所に入れていたのだった。走りはクレバーだが、本人はいたってオロカである。ACミラン移籍の道は厳しい。

再びクレバーな走りでサン・シーロを駆け抜ける。そしてロスタイムで決勝ゴール。

2014/01/27 みらののおもいで

旅行の一週間ほど前、イタリア国内線を予約したギリシャの旅行会社からメールが来て、シチリアからミラノへのアリタリアが欠航になり、代替便は夕方のフライトです。とのこと。

それでは帰りのJALに乗れない。そのギリシャの代理店に代替便を午前中のアリタリアの便に変えるように依頼するも返事が来ない。メールを出しつつ待ってみたが、イタリア人もギリシャ人もアテにはならなそうなので、とりあえず別の代理店でチケットを取り直した。

そんなこんなで日曜日、ミラノで5時間5分できた。空港にいる必要は無いので、急速に荷物をピックアップし、迅速に荷物を預け、急激にタクシーで街へ出る。幸いリナーテ空港は街に近いので、タクシーで20分くらい。あれこれ見積もっても、大体2時間ほど自由時間がとれる。

フェルネブランカに心を奪われていた昨年は存在自体を知らなかったのだが、ミラノにはダヴィデ・カンパリ (カンパリ創業者の息子にして「カンパリ」の名付け親) が開いたバーが復活しているとのことである。幸い月曜定休で、つまり日曜日はあいているのである。行くしかない。

http://www.drinkplanet.jp/special_reports/view/8-3

店自体がガッレリアにあるので、バーのついでにガッレリアの見物もできる。目の前にはドーモもある。しかもドーモのとなりにはデパートもある。

ミラノはやっぱり素晴らしい。

2014/01/27 しちりあのおもいで

以前にも書いたが、短期間で旅に出る秘訣は深夜の羽田便を使いこなすことにある。

ところが、4月からJALのパリ行きがなくなってしまうらしい。深夜にヨーロッパに脱出するには、ANAに乗るか、代わりにパリ便を運航するエールフランスに乗るしかない。思えば2012年に壮大な脱出計画を経てエールフランスと分かれたんだった。

あれから一年半。よもやの復縁ということになるだろうか。たまに別れた妻と再婚する男の話を聞くが、そんなもんだろうか。はたまた新たな恋の幕開けだろうか。

新たに沸き起こる人生の疑問に心が揺れていると、エトナ山が噴火していた。