旅のしおり:ビンタン島

記載の時刻等は訪問時のダイヤです。

1日目

Singapore 1110 (Bintan Resort Ferry) >> Bintan 1120

マングローブの森

宿泊: The Residence Bintan

1日目Tips
・これで2回目のビンタン島。フェリーを上級席にするか、一般席で済ますかは悩ましいが、前回の結論として上級席をチョイス。厳密には帰りだけ上級席で良いのだが、往復割引が適用されるので往復ともに上級席の方が安い。滞在者には時間がかかりがちなシンガポール入国時、最初に下船させてくれるのが効く。

2日目

0900 ドライバー付きレンタカーで出発

Masjid Besar Nurul Iman Kijang
・Masjid Raya An-Nur Kawal
Gurun Pasir Bintan

Bintan 1405 (Bintan Resort Ferry) >> Singapore 1615

2日目Tips
・どう考えてもホテル側がサバを読みすぎたのだが、近隣のモスク2箇所に行くだけとは思えないほど早く出発。おかげで時間つぶしがてらGurun Pasir Bintanという鉱山跡の絶景を見られた。

びんたんとうのおもいで

今年7月に沢木耕太郎さんの「深夜特急」に出てくる夕陽を求めてシンガポールからマラッカに向かったが、あの本に思い入れがなければ、マラッカはマレーシアの地方都市である。首都クアラルンプールほどの大都市ではなく、のんびりビーチで過ごすような田舎でもない。たしかにマラッカ旧市街はエキゾチックな世界遺産だが、それはそれとして、なんとなく物足りなさが残ってしまう。

せっかくの夏休み、しかもCOVID-19の影響で久々の海外旅行だ。愉快な夏休みを満喫したいと思い、シンガポールからフェリーに乗ってビンタン島に出かけた。シンガポール在住者をターゲットにした、インドネシア領のリゾートアイランドである。

一般的にリゾートアイランドといえば、マリンアクティビティにプールサイドバーが相場だろう。僕は全く興味ないが、エステやゴルフという選択肢もあるし、ビンタン島では銃も撃てるらしい。これが世間でいう「夏休みらしい夏休み」ではないだろうか。

しかし、それでは満足できないのが僕である。ホテルのサイトを見ていると、滞在中のアクティビティとして、マングローブの森へのツアーが紹介されていた。これを機会に東南アジアの大自然にふれるのも良いかもしれない。

他にも何かないかと思いGoogle Mapでビンタン島を丹念に見ていったところ、なかなか美しそうなモスクを2か所も発見した。大自然の次は異文化交流だろうか。

ところで異教徒にとってモスク見学は難しい。僕が行ったことのある場所だと、トルコは自由に出入りできたが、マレーシアでは立ち入り可能エリアが明示されている。中東やモロッコはモスクにすら入れない事が多い。

インドネシアでモスクを見学できるかは分からなかった。ホテルに問い合わせたところ、明確な回答はなかったが、レンタカーの手配はできるらしい。車を借りるとドライバーがついてくる、東南アジア方式のレンタカーである。

どう考えてもモスクとマングローブは「夏休みらしい夏休み」の過ごし方ではないが、一通りの手配を終えてビンタン島へ向かった。

ビンタン島に到着すると、まずは送迎車でホテルに向かった。チェックインだけ済ませてから、マングローブ・ツアー開始。快晴とまではいかないが、それなりに晴れていた。近隣の漁村からボートに乗って川を遡る。村から少し出ただけで、鬱蒼としたマングローブの森である。わざわざ見に行くような物好きは、都会に毒された変わり者だけなのではないだろうか。

気の良さそうな船頭の兄ちゃんと約2時間、マングローブの森に船で入ったり、川辺で動物を探したり。晴れて暑いが、川面の風が涼しくて気持ちいい。ちょうど干潮時だったので、マングローブの根の様子などを観察できてよかった。最後に漁村を回ってツアー終了。他に乗客はおらず、貸し切り状態だった。かなり楽しかった。

翌朝は早めにドライバー付きレンタカーで出発。まずは最初のモスクに到着。現地人のドライバーが連れてくる位なので、モスクに入れないということはないだろうが、どこまで許容されるかは不明である。しかもドライバーはドライバーなので、駐車場で待機している。こうなったら自分で何とかするしかない。

とりあえず靴を脱いでモスクに入った。さっさと写真を撮って退散しようと思っていると、掃除のオッサンが登場。怒られるかなぁと思っていると、オッサンがニコニコして話しかけてくる。とりあえず追い出されることはなさそうなので、こちらもニコニコして話しかける。こういうときに限って、iPhoneの翻訳アプリが機能しないのだが。とりあえずニコニコしていれば友好的なのだろうと判断し、プラプラと内部を歩き回った。

その後、もう一か所のモスクを見に行った。こちらは無人であり、特にニコニコすることもなく、追い出されることもなく終了した。

帰りのフェリーまで時間が余ってしまった。どこかに連れて行ってとドライバーに頼んだところ、 Gurun Pasir Bintanというローカル観光地に連れて行ってくれた。元は鉱山の跡地らしいのだが、砂漠のような景色と青い湖が広がる不思議な場所だった。

リゾートアイランドで夏休みを過ごそうと思ったが、エステやゴルフはおろか、マリンアクティビティもプールサイドバーもなかった。そもそも水着すら持って行かなかったのだが。

それでも大自然と触れ合い、異文化交流と絶景、そしてニコニコ笑って愉快な夏休みだった。

旅のしおり:北海道上川地方

記載の時刻等は訪問時のダイヤです。

1日目

羽田 0745 (JAL551) >> 旭川 0925

空港でレンタカー借り出し

富良野
ファーム富田

美瑛
セブンスターの木 
ケンとメリーの木
青い池 
白ひげの滝

宿泊:森の旅亭びえい

1日目Tips
・まったく土地勘はなかったが、旭川空港を出て美瑛、さらに行くと富良野である。原野のような風景を想像していたが、結構な観光地だったので驚いた。たしかに旭川は北海道第二の都市だし、札幌からも3時間くらいの場所だ。そもそも農場が広がっている時点で人工的な景色なのである。想像が間違っていた。

2日目

旭山動物園

宿泊:Spa & Hotel Resort ふらのラテール

2日目Tips
・曇りだったので、遅めに宿を出て旭山動物園へ。レンタカー会社のアドバイスに従い、旭山動物園の東門にまわると無料駐車場に空きがあった。
・旭山動物園は売店ごとに売っているものが微妙に違うらしく、Tシャツを買いそびれた。

3日目

旭岳ロープウェイ
羽衣の滝
十勝岳望岳台
新栄の丘

空港でレンタカー返却

旭川 2015 (JAL558) >> 羽田 2200

2日目Tips
新栄の丘の夕景が美しい。
・旭川空港で木製の熊を購入。なかなかカワイイ。そういえば昭和の家庭の居間には、一家に一つ、木彫りの熊の置物があった。と思う。鮭を咥えているアレである。イマドキの熊は鮭を咥えていないが、もう令和なのに結果的に同じことをしていることに気付き、衝撃を受けた。