お正月はしっかり働き、代休を3日ほど取ることになった。最近の知見よると、3日で東アジア、4日で東南アジア、5日でヨーロッパに行ける。ならば可能な限り遠くを目指すべきではないだろうか。
検討の結果、シチリア。
誰が言ったか、8月のパリに行くなとは人類史上最大の警句だが、冬のパリも避けるべきだと思う。パリだけではない。ロンドンも、フランクフルトも、ミラノも、寒い。
行くのは南欧ということになる。夏はセレブなビーチも、冬はロハスなビーチになる。これを僕の警句としたい。
が、現実は重く、厳しい。
なぜシチリアの冬はロハスなのか。それは需要がないからに他ならない。たしかに泳ぐには寒すぎる。たしかにスキーをするにも雪はない。そして曇りがちでエトナ山は見えにくい。
そしてイタリア人は需要減に極めてドラスティックに対応する。彼らは冬に店を閉める。需要がなければ、供給が減るのも当然だ。
誰が言ったか、神の見えざる手である。言い尽くされた言葉にこそ真理がある。