不眠 / 秋田

Akita General Rolling Stock Center

JNR Series ED75 & EF81

JNR Series EF81

JNR Series EF64-1000

不眠は諸悪の根源と言われる。

今年は2月末くらいから不眠が再発してしまった。深夜に電子機器の強い光を浴びるのは入眠に良くないと言われるが、暗闇で横になっていても、イライラして逆効果である。結果的に遅い時間までWeb上をウロウロする事になる。

そうこうしているとJR東日本のサイトで電気機関車の撮影会情報を発見した。以前は大宮工場で蒸気機関車 (SL) の組み立て工程の見学会だったが、今回は秋田工場である。工場見学的なイベントは好きだし、国鉄型の電気機関車も好きだ。しかし秋田まで行く程、こだわりがあるのだろうか。

冷静に諸々の条件を考慮してみた。イベント開催日は予定のない三連休であり、大宮のSL見学会には会社を休んで行った事を考えると、はるかに好条件である。しかし東京から大宮までは僕の日常生活の延長のような距離だが、秋田は明らかに遠い。当然ながら旅費の問題が発生してしまう。どうしたものだろうか。

しばらく考えたところ、秋田には大宮に無いものがあった。空港である。

調べてみたところ、早朝の秋田行きJALに特典航空券の空席があった。更に調べたところ、秋田空港を17時前に出発する羽田便に乗れば、予約が取りにくい都内の蕎麦屋さんの営業時間にも間に合うと判明した。こちらのフライトも特典航空券の予約が可能だった。往復とも特典航空券が取れたので、主な金銭的問題は解決されただろう。

航空券を予約したものの、JR秋田工場から帰路のフライトに間に合うよう秋田空港まで戻るのが難関だった。色々と探しまわったところ、そこそこの値段で空港まで行ってくれる予約制の乗合タクシーを発見した。オンラインでタクシーの予約も取れ、日帰りで秋田まで行って、お気に入りの蕎麦屋さんにも寄れる日程が完成した。全てが夜更けの出来事である。

翌日、蕎麦屋さんへ電話をかけて予約を済ませた。人気店とはいえ、さすがに1か月くらい前なら予約は取れるのだ。そういえば大宮でのSL組み立て見学会の帰りにも同じ蕎麦屋さんに行ったが、僕にとってJR東日本の工場と蕎麦屋さんは最強の組み合わせに違いない。これで充実した一日になること間違いないだろう。

不眠は諸悪の根源ではないのかもしれない。

旅のしおり:秋田

記載の時刻等は訪問時のダイヤです。

羽田 0655 (JAL161) > 秋田 0800

ねぶり流し館
旧・秋田銀行
・JR東日本 秋田総合車両センター

秋田 1645 (JAL166) > 羽田 1800

人間は考える葦である / 青森・北海道

Sea of Japan in Winter Dusk

Henashi Fishery Port

Morning View from JR Gono Line

Afternoon View from Donan Isaribi Railway

2月に台湾で家族旅行のツアーガイドをした。結果的にガイド業務が旅程全体の半分程度だったとしても、自分自身への慰労が必要だと思った。既に台湾へ行く為に会社を休んでいるので、週末の1泊で考える事にした。

日本人の慰労には温泉だろう。2日間だけだと近場で妥協したくなるが、旅とは非日常を求めるものだと思っている。どこか遠くに行きたい。

青森県のJR五能線に黄金崎不老ふ死温泉がある。海辺の露天風呂で有名な宿だが、塩分があって微量な油も浮いている泉質も好きなのだ。冬なら混んでいないので、久々に行ってみる事にした。

JALの特典航空券は需要に応じて必要なマイルが変動するが、一方でマイルさえあれば予約が取りやすい。行きは青森空港から弘前に出て五能線に乗る。翌日は五能線の快速で新青森へ行き、そこから新幹線で函館の寿司屋さんに行こうと思っていた。そして函館空港からの最終便で東京に帰れば良い。今まで何度か行った場所を組み合わせただけであり、特に考える事もないだろう。

台湾では旅行予定を変更し続けていた。その慰労の旅であれば、新鮮味がない程度が良い筈である。

新青森から北海道新幹線に乗ったところ、たまたま新函館北斗まで全駅に止まる列車だった。このまま函館まで行っても面白くないかもしれないと思い始めた。人間は考える葦である。なにかを考える頃合いだろうと考えてしまった。

こうなると僕は止まらない。

木古内駅から函館駅まで「道南いさりび鉄道」に乗る事を思い付いた。新幹線の中で時刻表を調べてみると、ちょうど接続の良い列車があった。その列車が函館に着いてからバスで寿司屋さんへ行くと、予約通りの時刻になる。新幹線料金の一部を無駄にしてしまうが、木古内駅で下車する事にした。決断したのは新幹線が木古内に着く1分前の事である。

道南いさりび鉄道は極めて地味なローカル線だった。いまやJR北海道でも使っていないであろう、国鉄型のディーゼル車両に乗車した。しかも途中駅で行き違った車両が、昔ながらの朱色塗装で更に味わい深い

社名に「いさりび」が入るだけあって、のんびりと道南の海を見ながら旅ができた。列車の出発まで少し時間があったのに、ビールを買っておかなかったのが悔やまれる。

目先を少し変えると、新たな発見があった。慰労だからと言って、惰性に流されてはいけないのだろう。人間は考える葦なのだから。

旅のしおり:不老ふ死温泉

記載の時刻等は訪問時のダイヤです。

1日目

東京羽田 0715 (JAL141) > 青森 0835
青森空港 0900 (弘南バス) > 弘前駅前 0954
弘前 1021 (JR) > 深浦 1244

昼食:セイリング

深浦 1442 (JR) > ウェスパ椿山 1457

宿泊:黄金崎不老ふ死温泉

2日目

ウェスパ椿山 1038 (リゾートしらかみ1) > 新青森 1327
新青森 1359 (はやぶさ17) > 木古内 1449
木古内 1519 (道南いさりび鉄道) > 函館 1622

夕食:木はら

函館 1930 (JAL588) > 羽田 2100

旅のしおり:台湾

Kaohsiung Lighthouse

San Fong Kong

Wufeng Lin Family Mansion

Temple at Taichung Market

記載の時刻等は訪問時のダイヤです。

1日目

東京羽田 0840 (JAL097) > 台北松山 1140

高鐵台北 1401 (台湾新幹線1317) > 高鐵台中 1452
新烏日 1508 (台湾国鉄) > 台中 1519

逢甲夜市

夕食:宮原眼科レストラン醉月樓沙龍

宿泊:CHECK inn Taichung Zhongshan

1日目Tips
・台中で有名なのが「宮原眼科」というスイーツ店で、アイスクリーム売り場は行列が絶えないらしい。併設のレストランは予約が可能。

2日目

春水堂 創始店
台中市第二市場
霧峰林家

夕食:沁園春創始店

2日目Tips
・もう一つ台中で有名なスイーツ店が、タピオカミルクティーの春水堂の本店である。日中は混むらしいので、朝食がてら行ってみた。超有名店の創業の地なので、古風な建物だと想像していたが、普通の集合住宅の1階である。ちなみに今更ながら人生初のタピオカミルクティーだった。
・夕食は小籠包の有名店である沁園春。ここは予約可能だが、時間制限が少々厳しい。絶品な飲食店と美味しい飲食店の境目は、仕上げの絶妙な塩加減 (最後の一つまみの勇気) だと思っているのだが、ここは全てが絶品だった。あと30分いさせてくれれば最高なのだが。

3日目

台中 0700 (自強371) > 嘉義 0808

・北門駅
嘉義車庫園区
・竹崎駅
・嘉義市東公有零售市場
蒜頭糖廠蔗埕文化パーク

嘉義 1439 (自強121) > 高雄 1555

高雄灯台
三鳳宮

宿泊:Kindness Hotel – Kaohsiung Main Station

3日目Tips
・嘉義では製糖工場跡を訪問した。高雄の製糖工場跡より整備されているが、綺麗すぎた。僕には高雄の製糖工場跡の方がリアルで好みだった。

4日目

高雄 (MRT) > 左営
新左営 (快速) 0742 > 枋寮 0907

枋寮 1025 (Breezy Blue) > 台東 1335
台東 1410 (Breezy Blue) > 枋寮 1738

枋寮 1800 (快速) > 新左営 1931
高鐵左営 1955 (台湾新幹線156) > 台北 2129

バー:Kavalan Whisky Bar

宿泊:Roaders Plus Hotel Theme

4日目Tips
・ウィスキーメーカーであるカバランの直営バーへ。有名シャトーの樽で熟成したウィスキーを飲んだが、フランス資本が強いスコッチ業界でも、あまりワイン樽を使わない理由が分かった気がした。

5日目

国家鉄道博物館
日星鑄字行
林華泰茶行

台北松山1535 (JAL098) > 東京羽田1925

5日目Tips
・国家鉄道博物館は部分開業である。以前に未開業部分の公開をした時のネット記事を見ると、見たい車両は未開業部分の方に多かった。それでも工場だった施設を活かしているので、かなり雰囲気は良い。

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